無常(帰依龍照書)
住職挨拶
佛心(帰依龍照書)
住職挨拶第19代住職・法名釋薫龍(帰依 薫龍 師)
球陽寺(コザ山 ライカム院 球陽寺〈沖縄市〉)は、京都創建・文応元(1260)年、沖縄移転・昭和36(1961)年の浄土真宗本願寺派(西本願寺〈京都府〉)寺院です。
通称、コザ最古の寺院・エイサー寺の当院は、平成22(2010)年、京都創建750周年法要・沖縄移転50周年法要を厳修させていただきました。
令和2(2020)年には、京都創建760周年法要・沖縄移転60周年法要を厳修させていただく予定です。
平成28(2016)年、小職が、当院・第19代住職を継職させていただきました。
また、令和元(2019)年には、当院・第19代坊守を迎えさせていただきました。
当院は、球陽院(阿弥陀堂)・球陽堂(御影堂)・球陽楼(鐘楼堂)・球陽廟(屋内納骨堂)・球陽苑(屋外納骨堂)・球陽門(仁王門)・球陽会館(門信徒会館)の伽藍を所有していますが、役員・総代・門信徒・副住職・前住職・寺族・小職が一丸となり、現在、新築工事に邁進しています。
当院は、浄土真宗本願寺派の教義・教学、布教・伝道、儀式・法要を所依と位置づける点は勿論、沖縄市最古の仏教寺院であり、現在(令和元〈2019〉年)、沖縄市唯一の浄土真宗本願寺派寺院である立場から、琉球・沖縄の儀式・法要、慣習・作法を土徳と位置づける点を特徴としています。
日々、沖縄にあって、帰依龍照師(球陽寺・第18代住職)・小職が、積極的に論文発表・講演活動・新聞連載を行うのは、宗教的・学問的において、稀有であり、貴重な当院の経緯を考慮してのことです。
現在、副住職である帰依啓龍師・帰依剛龍師は、築地本願寺(東京都)・龍谷大学大学院(京都府)にて、宗務・学業に専念しています。
両師の論文は、浄土真宗本願寺派、琉球・沖縄に関連する、狭義・広義の比較研究を専門課題としています。
住職として、両師の今後の活躍に期待を寄せつつ、浄土真宗本願寺派、琉球・沖縄の法義繁盛・念仏相続を願って已みません。